「スマホを落としただけなのに」という日常の些細なうっかりタイトルから思いもよらぬ方向へ着地していてびっくりしました。
「だけなのに」ですから「だけ」では済まないことになるのだろうとは思っていたけれどなんかいろいろ詰込み過ぎぃ!
2018年/日本/北川景子/成田凌/千葉雄大/田中圭/71点
あらすじ
いつものように彼氏に電話をかけた麻美は、スマホから聞こえるまったく聞き覚えのない男の声に言葉を失うが、声の主はたまたま落ちていた彼氏のスマホを拾った人物だった。
彼氏が落としたスマホが無事に戻ってきたことに一安心する麻美だったが、その日から麻美の日常は一変する。
まったく身に覚えのないクレジットカードの請求、それほど親しくない友だちからの執拗な連絡……それらは麻美のさまざまな個人情報が彼氏のスマホからの流出を疑う事象の数々だった。
一方その頃、ある山中で若い女性の遺体が次々と発見される事件が起こる。すべての遺体には、いずれも長い黒髪が切り取られているという共通点があり……。
ー映画.comよりー
原作小説、漫画版未読です。
スマホを落とすってまぁよくあることですし、良い人に拾われれば無事に戻ってくるし悪い人に拾われれば良くてデータ消去&売却、悪くて個人情報を抜き取られ金銭的被害を受けたり最悪自分自身に危害を加えられたり、というパターンがあるかと思うのですが。
そういった日常起こりうる恐怖を描きつつそれを超える非日常の恐怖がツッこみどころ満載で描かれいろいろな要素が詰め込まれ盛り込まれ若干お腹いっぱいな気持ちになりましたが役者陣がハマっていたのと勢いで乗り切った感がありジェットコースター的で面白かったです。
あと北川景子美人。
ネタバレなし感想
麻美(北川景子)と富田(田中圭)は幸せな恋人同士。
ある日富田はタクシーにスマホを置き忘れてしまい、メッセージに既読がつかないことを心配した麻美は電話をかけます。
出たのは知らない男。男は「タクシーでスマホを拾いうっかり持ってきてしまった。横浜のカフェにいるのでスマホを店員に預けておく。取りにきてほしい」と親切なことを言います。
麻美は素直にカフェに行きスマホを店員から受け取り、富田もスマホ紛失から大事なプレゼンに遅刻しますが、「スマホなくしたあるある」で先方と思いがけず盛り上がり、スマホも無事に戻ってきたしで「今日の俺、持ってる!」とポジティブです。
ポジティブなまま麻美とデートで訪れたプラネタリウム。
星を見ながら「スマホって自分の分身だな(写真も入っているし見てるサイトとかもわかって持ち主がどういう人物がある程度わかってしまう)」という富田に麻美は「スマホは宝箱にもなるんだよ」と返します。
いいムードになり「愛してる、俺と結婚してくれないか?」とプロポーズする富田。
麻美は拒みませんが「少し考えさせて」と煮え切らない態度です。
実は麻美は義理の母親と折り合いが悪く実家に10年以上も帰っていません。
その後食事をしながら「スマホ落として大変だったからスマホの追跡アプリを登録した!あさみんのスマホにも登録してあげる」と富田は麻美のスマホを受け取りダウンロード。
「パスワードは?」と聞いてきた富田に麻美は「名前+誕生日」を伝えてパスワード入力まで富田に任せます怖い。
食事を終えた2人は銀座の街を歩きますが、そんな2人の移動の様子を薄暗い部屋でパソコンから追跡アプリで追っている長髪の人物がいました。
その人物は10日前、富田のスマホを受け取りに横浜のカフェにやってきた麻美を店内からこっそり盗撮もしていたのです…。
拾ったスマホに考えうるパスワードを打ちこみロックを解除。
富田のアルバムにある麻美の多量の写真(ベットで事後らしき肌をはだけたものもあり背中に3つのホクロを確認)の黒髪を撫で、ネットで麻美の名前を検索。
同姓同名も当然大勢いますが、その中から虱潰しで麻美のソーシャルブックを発見します。
この不幸のきっかけを悪気なく助長する第三者として麻美の友人で会社の同僚である加奈子(高橋メアリージュン)が登場します。
加奈子はSNSを活用しているようで、ソーシャルブック(フェイスブック的なもの)に写真もよくアップしています。
麻美と一緒にランチで食べたパスタも即アップ。
そして麻美に「食事の写真をよくアップするから、気になっている人に頻繁にデートしてる子と勘違いされそう。困っちゃうから女の子(麻美)と一緒にランチに来たっていう写真を撮ってアップしていい?」というあんたの都合なんて知らんがな、な理由から写真撮影を頼んできます。
「顔を出すのはちょっと…」と名前+誕生日のパスワードを恋人に教えたりする割に慎重なことを言う麻美でしたが結局「1枚だけなら」と了承。
更に加奈子は「SNSは登録だけして休眠状態」という麻美に「もっと自分を開いていかなきゃ!ほらログインして!」とソーシャルブックにログインさせ、麻美にもパスタの写真をアップさせます。すると途端にいいね!が複数押され友達申請も!
その申請の中にはネットセキュリティ会社に勤めるという戸部なる人物もいました。
その頃、山中で若い女性の遺体が立て続けに発見。
被害者はみな黒髪ロングで、髪の毛を一部刈り取られ腹部を執拗に刃物で刺され殺害されていました。
刑事の毒島(原田泰造)と後輩刑事の加賀谷(千葉雄大)は事件を調べるうちに、被害者の一人を確定。
被害者が母親に残した留守番メッセージを聞いた加賀谷が違和感に気づき詳細を調べたところ、そのメッセージは被害者女性の声を加工して作られ残されたものと判明。
加賀谷は元IT系の会社に勤めていたものの「以前からこういった事件に興味あったんです」という理由から刑事に転職したとのことで、独自の視点から捜査を進めていきます。
が、容疑者は数人あがり別件で逮捕するも真犯人にはなかなか行きつけません。
捜査を進めるうち、加賀谷にも幼少時の黒髪ロングだった母親からの虐待によるトラウマも判明。
「あんたなんか産まなきゃよかった!」と母親に怒鳴られ泣きじゃくっていた幼少期。
少年加賀谷は酷い言葉を投げかけられながらも母親の黒髪を撫で慰めようとしていました。
一方麻美は、うっかり友達申請を承認してしまった以前の会社の先輩・小柳(バカリズム)からSNSを通じてしつこくデートに誘われたり、断ったら富田と知らない女性との2ショット写真が送られてきてムッカー!となったり、スマホに「不正アクセスがあったから以下のリンクからパスワード変更して」とメッセージが届いて怯えながら素直にパスワードを「minayo+生年月日」に変更したりなんだか不穏な空気が漂います。
富田は富田で偶然友達申請を承認したばかりの人物が偶然加奈子が行きたがって麻美にチケット頼めないか持ちかけていたライブの運営の関連会社に勤めていてダメ元でチケットを頼んだら偶然2枚キャンセルが出たから譲ってあげるよと言われ入金するために クレジットカード情報をホイホイ入力し、それから注文した覚えのない家電が届いてカードをストップしたり(でもどこからカード情報が漏れたかなどは思い当たらない)「スマホのデータ破壊する。拒否るなら金払え」というメッセージが届いたり散々だったのですが、麻美がこれまた自分に友達申請していたネットセキュリティ会社に勤めるという戸部にSOS。
戸部は都合が悪いとかで、戸部の部下であるという浦野(成田凌)が対応しますが富田のスマホを少し弄っただけであっさり問題は解決します。
映画の特に前半は、パスワードを「自分の名前+誕生日」にしたり怪しいメールを疑わず誘導リンク踏んだりさらに言われるがままにパスワード変更したり知り合ったばかりの面識のない人を簡単に信用したりあっさりカード番号入力したりする富田と麻美にドキドキハラハラします。嫌な予感しかしないよあさみん…!
これらの情報はもちろん、長髪の謎の人物に筒抜けで後半はさらなる被害が!
以下、ネタバレあり感想
浦野にネットセキュリティに関しては解決してもらったはずなのに、相変わらず以前の先輩上司から執拗にデートに誘われたり近くに引っ越してきたとメッセージがきたり数年前に亡くなった親友・山本美奈代を通じ確執がある武井(要潤)と再会し無理やりキスされたりその動画を第三者から富田に送られたり散々です。
富田も連絡を取っていなかった昔の家庭教師先の教え子が「やっとメールくれた!先生大好き!」と現れ絡まれそれをやっぱり麻美に知られ責められてしまいます。が、麻美のキス動画を見ていたので「俺のことは信じないのに自分のことは信じろっていうのかよ!」と大喧嘩してしまいます。
長髪の謎の人物は武井もソーシャルブックから確定。
「セックスフレンド」というわかりやすいアルバムに複数の女性の写真がありましたが、その中に「山本美奈代」を発見!山本美奈代がベットにうつ伏せている写真には、背中に3つのホクロが確認できます。
富田のスマホに残されていた、麻美と同じ3つのホクロ。
謎の人物は当然「山本美奈代」について調べます。
すると過去の新聞記事で借金を苦に踏み切りで自殺したという山本美奈代の記事が…。
追い打ちをかけるように、麻美にメッセージが届きます。
「あなたの恥ずかしい写真をSNSにアップしました」
直後武井から電話があり「すぐに写真と動画を削除しないと法的機関に訴える!いろんなところで僕の悪口を書いてるみたいじゃないか!」と怒鳴られますがもちろん身に覚えがなくポカーン。
加奈子からも「ヤバいよ!」と連絡がありますがもともとネットに弱い麻美は再び浦野を頼ります。
バーで待ち合わせをした麻美と浦野。
浦野は麻美のスマホを操作し、またあっさりと「これで全部大丈夫です!」にっこり。
色々重なり落ち込む麻美に「気分を変えた方が良いですよ」と酒を渡す浦谷。
受け取った酒を飲む麻美に浦谷は
「パスワードのminayoって、昔ルームメイトだった山本美奈代さんですか?」
とニヤァ…。
お前だったんかーい!と驚愕する麻美。
しかし酒に薬を盛られていたようで意識を失ってしまいます…。
麻美ちょろすぎるよ麻美。
麻美が薄暗い部屋で意識を取り戻すと白いワンピースを着せられ、両手両足を拘束されていました。
部屋を見渡すと黒髪ロングのウィッグをつけたマネキンヘッドたくさんと、いかにも人毛を刈りました!という感じの髪の毛が並べられています。
「ひぃい!」と怯える麻美の前に、黒髪ロングのウィッグ+白ワンピースを着た浦野が登場。
何故か部屋の中にあるメリーゴーランドの白馬にまたがって麻美を挑発するのですがこの辺り演じる成田凌がすごく気持ち悪い表情をします(褒めてます)
浦野はこれまでも黒髪ロングの女性を同じように監禁し、髪を刈り、殺害していたのです。
黒髪の母親から「あいつのこと思い出すんだよ!あんたなんか産まなきゃよかった!」と怒鳴られ食事を与えられなかった幼少時。
浦野は「何であんなに僕を苦しめたの?お母さんのこと好きだったのに!」と女性の腹部をめった刺しにしていました。
麻美はsiriのような機能を使い自身のスマホから富田に電話しますが富田が出る前に浦野に電源を切られてしまいます。
拘束され逃げることもかなわない麻美に「君を埋めるための穴を掘りに行く」と言い残し出ていく浦野。
そこへ連絡のとれなくなった麻美を心配した富田が追跡アプリの機能を使って助けにやってきます。
「麻美の追跡アプリのパスワード覚えてたんだ」
恋人といえどパスワード教えるのすごいなと思ってたんですが今回は良い方向に役立てられてよかったあさみん…。
監禁されてたの静岡なんですが富田のフットワークが軽く都内からすぐきます。
麻美の拘束を解き2人は逃げようとします。監禁されていた建物の近くには閉演した遊園地がありそこを通ろうとしたところで突然メリーゴーランドの電気がつき、やけに派手に浦野登場。
「追跡アプリ使って助けにくると思ったんだよへへっ」とドヤ顔です。
所持していたバッドで上から殴ると見せかけて浦田の足を殴る浦野。
「殺すなら私だけにして!」と富田を庇う麻美に「ずっと彼に隠してた秘密ばらしちゃおつかなー」とゲス顔の浦野。
麻美は観念したように「私が自分で話す」と宣言。
麻美の語る過去とは
「本当の稲葉麻美は5年前に死んでいて私は整形して彼女に成り代わったの。私の本当の名前は山本美奈代っていうの」
そうだね、観ててそうじゃないかと思ってたよ。
しかしその顔(北川景子)になれるなんて整形技術すごいな…!
5年前、麻美と美奈代は似たような家庭環境ということもあり仲が良く同居していたけれど、美奈代はブラック企業に勤めていた頃に武井に弄ばれ妊娠・中絶。
麻美は株投資に失敗し美奈代を保証人にし多額の借金を抱え、家に取り立てがくるわ会社にも督促の電話がくるわで美奈代まで職を失い2人してどん底暮らし。
2人してカップラーメンを啜る日々の中、麻美が「他のものが食べたい」と愚痴をこぼし美奈代が激怒。
「あんたのせいで私の人生滅茶苦茶よ!私の人生返してよ!」
決壊のきっかけはカップラーメン。
その言葉に責任を感じた麻美は「私の人生あげる」と美奈代に言葉を残し、長い髪を美奈代と同じボブの長さに切り踏切自殺。
遺体の損傷は激しく「もう何もかも嫌になっていた」美奈代は整形しロングのウィッグをつけ麻美として生きることにしたのでした。おぉぅ…。
想像を超える告白に富田は驚愕。
そして再び迫りくる浦野。
間一髪で駆け付けたのは加賀谷でした。
浦野は自分の代わりに犯人をでっち上げようと第三者の情報を警察へ自分の身元を隠し通報していたのですが、加賀谷に目論見がバレ情報の発信元も特定されてしまいました。
浦野のスマホ位置情報から最後に確認されたバーも特定。
防犯カメラ映った麻美を抱え店を出る様子や駐車場で車に乗り込む様子まで解析され、あとは同じ幼少時の傷を抱える加賀谷の勘により廃遊園地も特定されてしまったのです。
震える手で拳銃を構える加賀谷と、麻美を人質にして対峙する浦野。
浦野の黒髪ロングへの執着から自分と同じ傷を感じ取ったらしき加賀谷は「あんたなんか産まなきゃよかった!」と自らと浦野のトラウマとなっている言葉をぶつけます。ハッとする浦野。
「お前も母親からそう言われたんだろう」と話す加賀谷に浦谷は逆上。
麻美を放り出し加賀谷ともみ合います。
回るメリーゴーランドで一進一退の加賀谷と浦谷。
危機一髪で毒島の放った銃弾が浦谷の腕を撃ち抜きます。
駆け付けた警官らに確保された浦谷。
保護される富田と麻美。
麻美は担架で運ばれる富田に声をかけますが、富田は応えずそのまま救急車へ…。
まぁ、突然恋人から「実は私、整形して成り代わった別人です☆」とか告白されてもどう反応したらいいか分からないよね…。
何だかんだで真犯人が逮捕されましたが、浦野は「黙秘しますっ!」と反省の様子もありません。
毒島に「まだ身元が分からない被害者もいる。遺族の気持ちも考えろ」と言われ「スマホが繋がってるだけで娘が生きてると思った人のこと?遺族ってなんだよ!」とちょっともっともなこと言ったりします。
そんな浦野も「一体どうやって僕に辿りついたんですか?」とそれだけは気になる様子でしたが毒島は回答拒否。
しかし毒島の後ろに控えていた加賀谷と目が合い、数秒目線を合わせ何かを悟った様子で「あんたも僕と同じ種類の人間だ」と。
同じ種類の人間でも同じ傷を抱えていても真逆の人生を歩んだ2人だったのです。
富田は足を骨折した様子で入院していましたが、加賀谷が訪れ話をします。
「麻美さんと連絡がとれなくなった」という加賀谷に富田は「自分も連絡をとっていない」とバツが悪そうに答えます。
そんな富田に加賀谷は預かっていた麻美のスマホを渡します。
スマホには富田の写真が多量に保存されていました。
きちんとカメラを向けて撮ったものや、知らないうちに撮られていたもの。
食事をしてたり眠そうだったり、気を抜いていてかっこよくない写真もたくさん…。
これってとうさt
「いつの間に…」とちょっとびっくりな富田に「きっと大切に保存していたんでしょうね」と加賀谷。
そこで富田はプラネタリウムで麻美に言われた『スマホって宝箱にもなるんだよ』という言葉を思い出します。
姿を消した麻美は、富田にプロポーズされたプラネタリウムで一人星を眺めていました。
富田との思い出をなぞる麻美。
ふと気づくとスーツ姿の富田がなんかいつの間にか傍にいました。
「どうして…」
と驚く麻美に
「ここに来たら会えるかと思って」
と富田。
「俺と一緒に生きていこう。新しい戸籍でやり直そう」
となんだか一足飛びで吹っ切れている富田。
足も治ってスーツ姿なので病院で麻美のスマホを受け取ってからそれなりの時間が経っているんでしょうが…。
麻美は毎日プラネタリウム来てたんでしょうか。
富田の言葉に涙する麻美。
「私も富田くんと一緒にいたい」
盛り上がりがっつりキスする2人。
これプラネタリウムに居合わせたお客さん気まずい。
と思いましたが、プログラムが終わり電気が点き、浦田と麻美、その他のお客さんも和やかに外に出ていきます。
館内に残ったのは1組の恋人。
居眠りしていた彼氏を起こし「プラネタリウムって絶対寝ちゃうよね」と楽しそうに出ていく2人ですが、座席にはスマホが。
スマホに気づかず出ていく2人。
そしてスマホが震え…。
という、「まだ終わっていない」「悲劇は繰り返される」を示唆する系ラストでした。
たまたまスマホを拾ったのがサイバー犯罪お手の物な猟奇殺人犯で被害に遭うのも整形し他人に成り代わって偽りの人生を生きている女性って映画2本分くらいの盛り込み要素があってスマホをなくすというリアリティからだいぶかけ離れた所に行き着きました。
でも観た後ちゃんと「個人情報大事!」「スマホ落としません!」と思えました。
麻美はとんでもない目に遭ったけど、過去を隠したまま富田と結婚しても上手くいかなかった気がするので過去を打ち明けられたのは良かったなぁと思いました。
キャストは皆ハマっていたと思います。
俳優陣はもちろんなんですが原田泰造とバカリズムも妙にしっくり。
ただ原田泰造の刑事役…なんかどこかで…既視感が………と気になっていたんですが観終わってから「笑う犬」だ!と思い出しました懐かしい。
北川景子はちゃんと顔を歪めて恐怖に慄く表情をしてたんですがやっぱり美人ですごいと思いました。